パターンデザインの推奨データ形式について

パターンデザインの推奨データ形式

HappyFabricではアップロードするデザインデータについて下記のデータ形式を推奨しております。

  • 画像形式TIFFまたはJPEG
  • 解像度150dpi
  • カラーモードRGB/CMYK(CMYKの方がより色ブレが少なくなります)

せっかく作ったパターンデザインも画像ファイルの形式などを間違えてしまうと、正しく印刷されなくなってしまうので注意が必要です。

今回は「解像度?」「カラーモード??」それって一体なんなの?、聞いたことはあるけど詳しくは知らないかも……という人のために簡単にまとめてみました!

※デザインデータが1GBを超えるものはアップロードがうまくいかない場合があります。
Photoshopでデータを作成するときは16bitではなく8bitで作成してください。

TIFF画像とJPEG画像

TIFF(ティフ)画像:非圧縮画像。画像が劣化しない
JPEG(ジェイペグ)画像:圧縮画像。写真などに適している

TIFF画像のメリット

TIFF画像は圧縮しないタイプのファイル形式なので、編集している画像品質のまま保存が可能です。ただし、圧縮しないということはその分ファイルサイズがとても大きくなってしまうので注意が必要です。

JPEG画像のメリット

JPEG画像はたくさん色数のある写真や、グラデーションの多いデザインでもファイルサイズを小さくして保存することができます。ただし、保存時に圧縮してしまうので画像が劣化する可能性が高い。

JPEG画像の圧縮率による画像の劣化

JPEG画像は圧縮すればするほどファイルサイズは小さくなりますが、画像は劣化していきます。

サンプルはPhotoshopでJPEG画像を保存するときに低画質(0)で保存した場合と高画質(12)で保存した時の比較画像です。

JPEG画像の圧縮率

せっかく作ったパターンデザイン、保存時の設定に注意してみてください。

画像解像度とは?

画像解像度(dpi)とは1インチ(2.54cm)にどれだけの密度で点が集まっているかのことです。
“dot per inch(ドット パー インチ)”の略。

画像解像度とは

数字が大きくなればなるほど、1つの点の大きさは細くなるので、ガタガタが目立ちにくくなっていきます。この画像解像度は後から修正したりすると、パターンデザインの仕上がりサイズが変わってしまったりするので、一番最初のドキュメント新規作成時にしっかり確認してみてください!

HappyFabricでは150dpiを推奨しています。

Photoshopでの設定方法はこちら
Illustratorでの設定方法はこちら

解像度の違いによる印刷比較をしてみたよ!

「RGBカラー」と「CMYKカラー」について

  • RGBカラー:R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のこと。光の三原色。
  • CMYKカラー:C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のこと。色料の三原色。

光の三原色は色を重ねていくと、どんどん白っぽくなっていきます。
色料の三原色はプリンターのインクや、絵の具のように混ぜるとどんどん黒っぽくなっていきます。ただし3色を混ぜても完全な黒色にはならないので、黒インクが別に存在して4色セットの表現になっています。

カラーモード

ずっとCMYKの「K」はBlackの「K」(BだとBlueと被るから)だと思ってたんですが、Key(カギ)になる色という意味で「K」だったんですね。

HappyFabricではRGBカラー/CMYKカラーどちらにも対応しています。
RGBカラーの場合、印刷時CMYKカラーに変換されてプリントされるため、一部の色はすこしくすんだ色になってしまうことがあります。

CMYKカラーの方がより色ブレが少なくなります。

まとめ

ファイル形式、画像解像度、カラーモードについて簡単にまとめてみました。
これからパターンデザインを作成してみようと思っている方は、ドキュメントの設定部分も少し気をつけてみてくださいね!

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