生地の“幅”について知っておこう

HappyFabricでは誰でも「1m」から気軽にオリジナルのプリント生地が作れるわけですが、1mという長さ方向だけでなく、幅(巾)についてもぜひ注目してください。

現在12種類の生地をご用意していますが、そのうちの2種をのぞき、10種類の生地は印刷幅が144cm(1.44m)あります。そう、長さよりも幅の方が1.5倍近く大きいんです。
※印刷可能な範囲が144cmのため、両サイドの白地を入れると生地幅そのものは150cmほどあります。

一般的に手芸屋さんなどで売られているプリント生地は、幅が90cm〜110cmほどのものが多いので、HappyFabricで作った布を広げると「大きい!」と感じる方も多いようです。

140cm以上の広い幅のことは「ダブル幅」などとも呼ばれ、主にスーツやコート用の生地に使われています。同じ“1m”でも幅の狭い生地と比べると面積がかなり異なり、用尺(ものを作るのに必要な生地の長さ)も違ってきますので、購入の際には生地幅にも注意して選んでくださいね。

実際に幅が144cmあるとどのくらい作れるの?

それでは実際にHappyFabricの生地でクッションを作ってみましょう!

標準的な45cm×45cmのクッションカバーを作ります。1cmの縫い代を取るので、47cm×47cmの正方形を切り出します。

生地はテトロン帆布を選びました。もちろん印刷幅144cmの生地。厚みがあって綿のような風合いのため、クッションにぴったり。

さて、144cm幅から47cm角を切り出そうとすると、横に3枚、縦に2枚、合計6枚取ることができます。つまりクッション3個分が取れるんですね!

テトロン帆布は1m4,000円、クリエイター割引なら3,600円なので、クッション1つを1,200〜1,300円程で作れることになります(資材パーツは除く)。完全オリジナルと考えると価格的にも取り組みやすいのではないでしょうか。

もし生地幅が105cmの場合にはクッションは2個分しかとれません。このように用尺に注意して選んでくださいね。

作りたいものを面付けするという技もあります

面付けとは紙印刷の世界で異なるページを同じ版につけて刷ることを言いますが、ここでは異なるデザインを同じ面に配置するという意味で使っています。

つまり、先ほどのクッションの柄のように1m×1.44mを同じデザイン(パターン柄)にするのではなく、欲しいデザインを上手に範囲内にはめていくという技もあります。

さっそく弊社スタッフ6人でポーチやクラッチバッグを作ってみました!

使用したのは厚手トロマット。印刷幅144cmで1m3,400円です。6人で思い思いにコスメポーチやクラッチバッグのデザインをレイアウトしていきます。

黒い枠内が印刷範囲です。こうして見るとまだ少し無駄がありましたね…。反省。

ミシンが得意なスタッフ、不得手なスタッフ、いろいろレベルがありますが、それぞれが個性を生かして仕上げました。

生地代はクリエイター割引を使ったので3,060円。一人当たりなんと510円で自分デザインのオリジナルのポートやバッグを作ることができました!

HappyFabricで採用している幅の広い生地は、かなりたくさん作れることがおわかりいただけたでしょうか?購入の際は生地の長さだけでなく、幅にも気を配ってみてくださいね。


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