自身が描く水彩画を元にデザインした図案で、ポーチやハンカチ、レターセットなどの雑貨を展開しているブランド、kin.iro.hitode(きんいろひとで)。
ペールトーンの色使いと繊細なタッチで描かれる世界観が人気で、全国の雑貨屋さんやギャラリー・デパートでも販売されています。
そんなkin.iro.hitodeを展開する浜口麻里奈さんは、実はHappyFabricを長くご利用くださっている常連クリエイターさん。さらに日頃からデザイン作業にWacomのペンタブレットを使用しているとのことで、今回開催する「Supported by Wacom 新しいお花見 -OHANAMI- デザインコンテスト」に合わせてインタビューをさせていただきました!
浜口さんの制作方法は、始めに水彩画でデザインし、スキャンをした後、ペンタブレットを使って画像処理・レイアウト・背景などをデジタル調整して仕上げる手法。
アナログ制作とデジタル処理をうまくミックスされ、作品の質向上や作業効率アップをされているそうです。
【HF】HappyFabricは2015年9月にサービスを開始しているのですが、浜口さんは2016年の2月にご登録いただいている、本当に初期からのお客様です!以前からテキスタイル(ファブリック)作品も作っていたのですか?
【浜口さん】2016年以前は現代アートの分野で油絵を描いておりました。作品は模様のような装飾的なものもありましたが、テキスタイルの作品を作ったことはありませんでした。
kin.iro.hitodeでは雑貨もデザインされていますが、主なテキスタイル(ファブリック)の商品はどのようなものがありますか?特に人気の商品はなんでしょうか?
今まで制作したものはポーチ、ワンピース(試作のみ)、名刺入れ、お財布、ハンカチなどです。
HappyFabricさんで作っていただいたものでは、Via Carousel さんというクリエイターさんと2人で制作している手製本ノートのシリーズが人気です!
テキスタイルデザインのおもしろい点、また難しい点はなんですか?
おもしろい点は、生地になることで平面作品が立体作品にできるということです。難しい点は、モチーフの形のリズムを心地よいバランスにすることです。
学生時代には絵画や現代アートを学んでいらしたそうですが、もともとは手書きがメインだったのでしょうか?またいつ頃から制作にデジタルツールを取り入れはじめましたか?
今でも手描きがメインですが、学生時代からフォトショップやイラストレーターで簡単なデザインをするのは好きでした。本格的に始めたのは2016年頃からです。
浜口さんの制作の流れを簡単に教えていただけますか?(下書きから仕上げまでの主な流れ)
ラフ水彩画 → 水彩画 → スキャン → ペンタブで切り抜き作業 → 一つずつのモチーフにわけて配置 → パターン化 です。
浜口さんが作品を作る上で欠かせない道具を教えてください。
Macbookと、水彩筆、絵具、クロッキー帳、水彩紙などです。
デジタルツールの中でも「ペンタブレット」を使い始めたのはいつ頃からですか?
使い始めて半年〜1年ほどです。
ペンタブレットを使うことで作業の効率が良くなった点や、作品の品質が向上した点はありますか?
切り抜き作業の効率と精度があがりました。特に水彩画は滲みがあり境界線がはっきりしていないので、そのほかの切り抜きツールなどが使えないことが多いため、手作業です。
浜口さんにはHappyFabricを30回以上もリピートしていただいています。使い続けていただいている理由はなにかありますか?
1mから注文できること、色味が綺麗なところ、生地の種類が豊富なところです。小物を制作しているため、何十mと必要になることがほぼありません。少しずつたくさんのデザインを印刷できるところが大変助かります。また、ホームページの機能も使いやすいです。
今後のkin.iro.hitodeの展開を教えてください。作ってみたいアイテムなどはありますか?
カーテン・壁紙・テーブルクロス・ベッドカバーなどのインテリアとしてのテキスタイルを制作してみたいです。
ちょうどイベント出展と重なるお忙しい時期にインタビューにお答えいただき、ありがとうございました。
kin.iro.hitodeの商品はウェブサイトからもご購入いただけます。優しくてどこか懐かしい世界をぜひご覧ください。またイベント出展情報などはTwitterでもチェックできますよ。
そして、2021年3月20日から4月11日まで「新しいお花見 -OHANAMI- デザインコンテスト」を開催中です。なんとグランプリ賞品はWacomのペンタブレット!
さらに参加者全員にWacomのIntuosやCintiqがお得な限定価格で購入できるクーポンをプレゼントいたします。この機会にペンタブレットを取り入れて、あなたのクリエイティブを加速させてみませんか?ご応募お待ちしています!